野球三昧で精神を鍛え上げた幼少期
幼少期の私はとにかく勉強というよりも外で遊ぶことが大好きなスポーツ少年でした。
小学校2年生から地元の少年野球チームに入団し、そこから毎日野球三昧。
中学時代には父にクラブチームを作ってもらい、仲間と一緒に毎日汗を流していました。
ちなみにチーム名はいかにも建築屋が作ったチームらしい「ハンマーズ」でした!笑
夏休みには「バイトにも来い!」と言われ、バットからハンマーに持ち替えることもしばしば。
そして高校の進路を決める時期、みんな受験勉強真っ只中にもかかわらず私は勉強よりも野球に夢中!
親にも「勉強もせず高校どうするの?」と聞かれても「俺は野球で高校に入れるからいいよ」と変わらず野球に打ち込んでいました。
なんとか野球だけが取り柄の私をスポーツ推薦で入学させてもらえる学校に入学し、15歳から親元を離れ寮生活がスタートしました。
高校時代は悪戦苦闘の毎日でした。
練習がキツイのは覚悟していましたが、野球以外での礼儀や寮生活での炊事、洗濯など今まで当たり前にしてもらっていたことをすべて自分でやらないといけない。
このときに親のありがたみを強く感じました。(親には弱音を吐けないので辛くて寮母さんに愚痴をこぼしたりしていたのはここだけの話)笑
そうした辛くも楽しい高校野球生活も終わりまた人生の岐路に立ちます。
「進学」か「就職」か。
これまでほとんどの時間を過ごした野球をまだやりたい気持ちと職人になるならもう就職して経験を積んだ方がいいのではないか。
自問自答の日々でした。
そんな時に父から言われた一言が
「後悔するぐらいなら好きなことを続ければいい。その後でも職人にはなれるだろ」
と言われ進学を決意し、スポーツ推薦で大学に入学することに。
そして青春に満ちた大学生活も終わりいよいよ就職の時期、そのまま家業に入るという選択肢もありましたがやはり一度外で仕事を学ぼうと思い、東郷町の建設会社に入社することが決まりそこから私の運命に満ちた大工人生がスタートするのです。